教育 2011年3月号
特集I/新自由主義は学校をどう変えたか
新自由主義と学校……中嶋哲彦
保護者と学校の関係をつなぎなおす……小野田正利
学力支配のメカニズム……佐貫浩
―新自由主義教育改革による学校の変容、日本のPISA受容過程への批判的総括を―
教師が育つ場としての学校の変化……宮下聡
不登校になってよかった……小池優理子・伊佐子、林直哉
―娘をエスカレーターから降ろして見えてきたこと―
「間借り人」のつぶやき……笹渕アンドレ順
―ブラジル人高校生の見た日本の社会と学校―
学校とは何か……長谷川裕
―<教育>と近代学校―
臨床的教育研究と学校・教師……富田充保
―教育研究・運動における臨床的アプローチの切実さが意味するもの―
特集II/高校入試制度について
≪高校「入試制度」から「入学制度」への転換≫そのための論議を! ……綿貫公平
「高校入試」と後期中等教育のあり方を考える……佐古田博
強者の論理にたつ宮城の入試制度改革……大木一彦
―統廃合・共学化・一学区化・中高一貫校・二段階選抜―
静岡県高校入試制度改善のとりくみ……粕谷たか子
高校入試と学力検査をアンケートから考える……吉岡太史
兵庫県における高校入試制度の変遷と今日の課題……福住宏之
書評
江藤善章編著『何があったのか? フィリピン・日本占領下』……小林茂子
<今、学校で>
読み聞かせは至福の時間……吉益敏文
<子どもと本>
ユルゲン・バンシェルス『ぼくとリンダと庭の船』……田代康子
教育科学研究会二○一一年「三月集会」案内
定価734円 (本体667円+税)品切