1. Twitter
  2. Facebook
  3. Instagram
手で読む心でさわる やさしい点字

点字のきほんを わかりやすく 学べます!きほん

五十音の読みかた

点字は目の見えない・見えにくい人のための文字です。このシリーズの第1期では、はじめてふれる人でも、点字のしくみやきまりなどの基本をやさしく学ぶことができます。じっさいに点字の読み書きを練習したり、町を歩いて点字をさがしたりしながら、はじめての点字の世界を楽しみましょう!

目の見えない人への理解が深まります!りかい

視覚障害者の生活をささえるしくみ

第1期で点字の読み書きなど基本を学んだら、第2期で点字がどうして必要とされているのかを学びましょう。じっさいに点字を使っているのは目の見えない・見えにくい人たちです。点字について深く学ぶことは、目の見えない・見えにくい人たちの考え、くらしや仕事、こまっていることなどを知り、理解を深めることへとつながります。

ブライユを中心に点字に関する人びとを紹介します!ひとびと

ルイ・ブライユは何をした人?

第2期は、点字にたずさわる(たずさわってきた)人びとがテーマです。点字を考え出したルイ・ブライユをはじめ、日本の点字をつくった石川倉次や日本点字図書館をつくった本間一夫など、そして今、点字図書館や盲学校などではたらく人たち。目の見えない・見えにくい人のために懸命にはたらき、生涯をささげてきた人びとの優しさにふれてみてください。

ほんものの点字をさわれるシート付!さわる

点字をさわってみよう

シリーズすべての巻の巻末に、ほんものの大きさ・高さの点字をさわれる点字シートが付録として付いてきます。1巻・2巻で読み書きを学ぶ五十音・数字・アルファベットなどの点字をさわることができるので、目をつぶりながら点字の触読(さわって読むこと)にチャレンジしてみましょう!

手で読む心でさわる やさしい点字

第1期
A4判/48ページ NDC369 ISBN978-4-337-28491-3
揃定価(揃本体 10,500円 + 税)
  • 第1期
  • 点字の読み書きや
    点字さがしにチャレンジ!

    はじめてふれる人でも、点字の基本をやさしく学べるシリーズ。点字の読み方・書き方・町での探し方をテーマに、点字のきまりや身のまわりにある点字の工夫をわかりやすく紹介し、目の見えない・見えにくい人への理解を深めます。点字をさわって学べる点字シート付。

    ご注文書はこちら

第2期
A4判/48ページ NDC369 ISBN978-4-337-28492-0
揃定価(揃本体 10,500円 + 税)
  • 第2期
  • ルイ・ブライユを中心に
    点字に関する人びとを紹介

    点字図書館・点字新聞・視覚支援学校など点字をささえる仕事や、視覚障害者の生活の工夫・悩み・楽しみなどを紹介。視覚障害者へのインタビューや、ルイ・ブライユを中心とする点字の歴史を通して、「人」をテーマに点字と視覚障害のすべてがわかるシリーズ。

    ご注文書はこちら

手で読む心でさわる やさしい点字

点字のしくみしくみ

  • 点字は、目の見えない・見えにくい人が指でさわって読む文字です。点字に対して、目で読んでいる文字のことは墨字といいます。点字の単位のことをマスとよびます。一マスは、タテに3つ、ヨコに2つの合計6つの点でできています。

  • マス

    マス

  • 点字は左から右に読んでいく

    点字は左から右に読んでいく

基本は母音と子音の組み合わせくみあわせ

  • 基本的に①・②・④の点で母音をあらわし、そこに③・⑤・⑥の点であらわす子音を組み合わせることで五十音をあらわしています。たとえば、「か(ka)」であれば、「あ(a)」をあらわす①の点と、「か行(k)」をあらわす⑥の点を組み合わせ、①と⑥の点であらわされます。

  • 母音のしくみ

    母音のしくみ

  • 子音のしくみ

    子音のしくみ

点字を読んでみよう!よむ

これは、なんて読むのかな?

これは、なんて読むのかな?

点字を書いてみよう!かく

これは、どうやって書くのかな?

これは、どうやって書くのかな?

点字さがしにチャレンジ!さがす

点字さがしにチャレンジ!

どこに点字があるのか考えて、じっさいに見つけてみよう!

くわしくは第1期へ

だれが点字を生み出したの?じんぶつ

点字を考え出したのは、フランスのルイ・ブライユという人物です。目が見えなかったブライユは、自分自身で読んだり書いたりできる文字として点字を考え出したのです。そして明治時代、ブライユの点字をもとに、日本の点字を考え出したのは石川倉次でした。

  • ルイ・ブライユ

    ブライユは、5歳で目が完全に見えなくなりました。しかし、ブライユはとてもかしこく、好奇心がおうせいでした。それを見抜いたパリュイという神父が、ブライユにさまざまな話を聞かせ、教えました。

    ブライユは、やがて王立盲学院という盲学校に通うようになり、優秀な成績をおさめます。そして、試行錯誤をくり返し、わずか16歳のときに点字を考え出しました。ブライユは卒業後も盲学院の先生となり、生徒たちを教えました。

  • 石川倉次

    武士の家に生まれた石川倉次は、若いときは新聞記者になりたいという夢も持っていましたが、小学校の先生となりました。しかし、小西信八という人物から熱心にさそわれ、目や耳が不自由な子どものための学校(訓盲唖院)の先生になりました。

    倉次は、小西信八から、ブライユの点字をもとに日本の点字をつくるようにたのまれます。倉次は使いやすい点字をつくるための研究を重ね、日本の点字を完成させました。現在でも、倉次の考え出した日本の点字がほぼそのまま使われているのです。

だれが点字をささえているの?ささえる

だれが点字をささえているの?

墨字の文章を点字にすることを点訳といいます。目の見えない・見えにくい人たちが点字で読めるように、本・雑誌・新聞・教科書などの多くは点訳ボランティアによって点訳されています。たくさんの点訳ボランティアが、全国の点字図書館などで、ボランティアで点訳に取り組んでいます。

点字はどうして必要なの?ひつよー

点字はどうして必要なの?

目の見えない人が自由に読み書きできる文字は、点字以外にはありません。目の見えない人が本や書類を読むのにも、勉強や仕事をするのにも、ちょっとしたメモや記録を残すのにも、点字は欠かすことができないのです。そのため、いろいろなところに点字が広まることは、目の見えない人の生活や文化を豊かにすることにつながります。最近では音声案内など耳によって得られる情報も増え、点字と音声を使い分けることで、うまく情報を得ている目の見えない人もたくさんいます。

くわしくは第2期へ

もっと点字のことを調べてみようしらべる

点字の読み書きを学べるホームページ

ブライユなど点字の歴史を学べるホームページ

目の見えない人のことを学べるホームページ

点字のことをたくさん学べる子どもの本